| 糸目の結び方 |
|
８間の大凧には４３本の糸目があります。大凧は強い風を受けるので、糸目が外れないように竹の骨組みにしっかり結びます。また糸目を取り外すとき、結び目が固く締まり容易に外せないのでは困るので、しっかりと結べると同時に容易に外せる必要があります。 糸目は、（１）巻き結び＋（２）ひと結び＋ひと結び＋（３）引き解け二重止め結びの3つの結びを行っています。
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
＜糸目結びの完成＞ |
|
＜８間凧の糸目位置＞
（図をクリックすると拡大します） |
|
|
|
|
|
（１）巻き結び
|
①格子状の縦骨横骨を巻くように糸目の先端を右上から裏に回し左下から前に回す。
巻き結びが完成したとき、糸目の先端側が５０～６０cmになるように先端の長さをこのとき調整する。
②前に回した先端を糸目を引っ掛け、もう一度、縦骨右上から裏に回し左下から前に回す。
③前に回した先端を図のように回した自分の糸目に通す。
④糸目の先端側が５０～６０cmになるように糸目をたぐり調整する。
糸目の元を左手に、糸目の先端側を右手で持ち、両方を強く引いて締める。
|
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
＜手順①＞ |
|
＜手順②＞ |
|
＜手順③＞ |
|
|
|
|
|
|
（２）ひと結び
| |
①糸目の元を左手に、先端側を右手に持ち、糸目の元側を巻き結び目から１０cm程の所で結ぶ。
②ひと結びした所から１０ｃｍ程度の所で、今一度、ひと結びする。
|
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
＜手順①＞ |
|
＜手順②＞ |
|
＜手順②＞ |
|
|
|
|
|
|
（３）引き解け二重止め結び
|
ひと結びを２回繰り返し、最後に止め結びをして固定する。
|
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
|
|
|
|
|
|
＜解説・写真：新戸大凧保存会 徳永晴彦＞
|
